【死に狂ひ4日目】枕はどこいったんじゃあ!

「ワシの枕がないぞお!」

 

福沢諭吉は叫びました。

 

いや、諭吉さんが

「ワシ」と言うかどうかは知りゃしませんし、

叫んだかどうか知りませんが、

ある日、諭吉さんの枕がなくなってました。

 

まだ、諭吉さんが

大阪の緒方洪庵先生の塾で

西洋の学問を学んでいた頃の話です。

 

 

寝ようと思って

枕を探しても

ない!ない!ない!

 

どこを探してもない!

 

いっしょに暮らしてる

塾の仲間たちに探してもらってもない!

 

 

いったい枕はどこにいったんじゃあぁ。。。

 

 

と、その時、

諭吉さんは気がつきました。

 

 

「そうか!

そもそもワシは枕を持っていなかった…」

 

 

ということに。

 

 

当時、福沢諭吉は

気違ひのように勉強してました。

 

 

昼間は塾の仲間達と勉強。

 

夕飯食べて、

仮眠とったら深夜も勉強。

 

明け方、女中さんたちの

朝ごはんを作る音が聞こえてくる頃に

一眠り。

 

ご飯ができた頃に起きて

朝飯を食べてまた勉強。

 

そんな毎日を繰り返してました。

 

寝るときは、床の間の段差を

枕がわりにしてたそうです。

 

そんな生活だったので

そもそも枕が必要なかったし

持ってなかったんですね。

 

あまりにも枕と無縁に

勉強漬けの生活だったので

枕を持ってないことすら

気づいてなかったのです。

 

で、

 

ある日、たまたま布団で

寝ようと思ったら

枕がなくて大騒ぎ。

 

盗まれたかと思ったけど、

もともと枕を持ってなかっただけだった、

 

だけど枕を持ってないことも

忘れるくらい勉強漬けの毎日だった、

 

というエピソードです。

 

 

僕は「福翁自伝」でこのエピソードを知り、

福沢諭吉が好きになりました。

 

 

やっぱり魅力的な人物、

名を成す人物は

どこか狂ってますね(笑)

 

狂気こそが人の魅力の源泉のような気がします。

 

 

福沢諭吉の本は

面白いので

ぜひ読んでみてほしいです。

 

 

代表的な「学問のすゝめ」はもちろんのこと、

伝記の「福翁自伝」も読んでて笑えますし

(枕のエピソードは自伝に書かれてます)

 

あと、

 

僕は途中までしか読んでませんが

 

「文明論之概略」は

ある億万長者の方が

 

「これを読み込めば稼げるようになる」

 

と豪語していました。

 

 

僕はお金持ちになりたいなーって思ったときに、

 

お金持ちになるには

お金のことを知らなきゃなーと思いまして、

 

 

そのためにはお金の顔になってる

福沢諭吉の本を読もうと思いまして、

「学問のすゝめ」や「福翁自伝」を読みました。

 

 

まあ、お金とかなんとか関係なく、

ふつうの読み物として面白いし、

とっても勉強になるのでぜひ読んでみてください。

 

 

福沢諭吉をはじめ、

当時の人物たちの猛勉強ぶりに

 

自分も勉強しよう!

仕事しよう!

 

と、きっとモチベも高まることでしょう。

 

 

ちなみに、

 

僕は今、死に狂ひ週間と名付けて

仕事しまくろうキャンペーンを

自分ひとりでやってるんですが(笑)

 

この福沢諭吉のエピソードを思い出しまして

布団を封印しました。

 

布団があると

ついぐーすか寝ちゃうなと。

 

だったら、封印しちゃおうと。

 

福沢諭吉だって

枕がないことに気づかないくらい

勉強漬けの生活してたんだから

 

人生のなかで

1週間くらい布団なくたって平気だろうと。

 

そう思いまして仕事に死に狂ひです。

 

と、そんなわけで、

 

今日も20分間でメルマガを書き切ろうと思って

時間測っているのですが、18分経ちました。

 

残り2分です。

 

時間余ってますが

キリが良いのでこのへんで。

 

 

ありがとうございます!

 

 

池田喜行

 

追伸

 

あなたは何に死に狂う?笑

 

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本気にては大業ならず、

気違ひになりて死に狂ひするまでなり。

葉隠(山本常朝 述)

 

現代語訳:

正気では大業はできない。

気違いになって死にもの狂いでやることだ。

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