コピーライターとして活動を始めて、もうすぐ2年になります。
最初は、ブログ記事のライティングを1記事数百円からスタートして、日刊メルマガの代行をするようになり、気づいたらLPやステップメール、セールスレターなど、セールスコピーのライティングがメインになっていきました。
そして今は、クライアントさんの事業のコピーは全て書く、といった関係性でお仕事させていただいております。
コピーだけではなく、コピーライティングの知見から、動画シナリオやウェビナーセールスのシナリオ作成なども行うようになりました。
クライアントさんと一緒に、商品づくりをしたり、集客から販売までの導線設計もするので、コピーライターよりもマーケッターとか、プロデューサーといった肩書きのほうが近いかもしれません。
そんな中、長年ジブリのプロデューサーを務め、宮崎駿監督といっしょに仕事をしてきた、鈴木敏夫さんの言葉と出会いました。
プロデューサーというのは、ありとあらゆる仕事をこなさなきゃいけないわけですが、一番大事なのは、なんといっても監督の話を聞くことです。
(省略)
高畑勲、宮崎駿のいい聞き役になること。
それがぼくにとっていちばん大きな仕事でした。
その時いちばん大事なことは、相手が話すことを正しく理解することです。
何となく「へえ~」と相づちをうつだけじゃだめ。そんな相手に対して、人は真剣に話す気になりません。いい聞き役になるには、それなりの準備が必要なんです。
本を読み、勉強して、相手の教養レベルに近づく努力をする。そういうバックグラウンドがあってはじめて、的確な相づちをうつことができるようになる。
これを読んだ瞬間、まさに自分の仕事にも当てはまるな感じました。
コピーライティングでは、最初にリサーチをするわけですが、その時に僕の場合は、まずクライアントさんにヒアリングをします。
商品内容やターゲットがどんな人かだけではなく、
クライアントさん(販売者)がどんな理念でビジネスをしているのか、といった価値観にもがっつり時間をかけてヒアリングします。
この時、価値観がお互いにずれていると、仕事ができないんですよね。
仕事ができないっていうのは、僕としては共感できない人のコピーって書くのがシンドイわけです。
というか、共感できない価値観では、依頼人の求める価値観を表現できないわけです。
だから、そういう仕事を受注しても、お互いに不幸になるわけです。
なので、依頼人も、ライターである僕も、お互いにお互いの価値観に共感できるっていうのが、長期的にうまくいくためには必須だなと感じています。
お互いがどんなに能力高くても、価値観がずれていると、仕事がうまくいく気がしません。というか、やりたくないんですね。
で。
じゃあ、お互いに価値観に共感できるためには何が必要なのか?
といったら、
何となく「へえ~」と相づちをうつだけじゃだめ。そんな相手に対して、人は真剣に話す気になりません。いい聞き役になるには、それなりの準備が必要なんです。
本を読み、勉強して、相手の教養レベルに近づく努力をする。そういうバックグラウンドがあってはじめて、的確な相づちをうつことができるようになる。
この部分に、すごく感じるところがあります。
クライアントさんと僕の教養レベルと遠いと話が合いません。話が合わなかったら、「こいつに頼もう」とは思われなくなります。
なので、クライアントさんと二人三脚で仕事をしていくためには、クライアントさんのレベルに近く努力が必要だなと思うわけです。
クライアントさん以上の教養があれば、「頼もしい」と感じてもらえて、より頼まれやすくなるかもしれません。
コピーライターとか、マーケッターというと、コピーライティングやマーケティングのスキルがあれば良いように思いますが、
実際には、幅広い教養がないと、長期的にはやっていけない仕事なんではないか、、、と感じる次第です。
コピーやマーケティングの勉強はもちろん大事ですが、それ以上に、一見関係なさそうな小説とか、歴史とか、哲学とか、そういう読書を意識的に取り入れていくのが、遠回りに見えて、近道かもしれません。
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