どーも池田です。
では、今日は日本最強じゃないか、と感じたDRM企業について。
ビジネスで一番大事なのは『リスト』です。
見込み客名簿。
江戸時代の商人は火事が起きると見込み客名簿を井戸に投げ込んだそうです。
燃えないように。
で、火事がおさまったら名簿を回収して、1件1件挨拶まわりをしたそうです。
ま、とにもかくにもリストが大事という話です。
それでですがネットでビジネスするなら、(ネットに限りませんが)ビジネスは3ステップです。
1:リストを集めて
2:リストに教育して
3:リストに販売する
この3ステップをひたすらグルグル回す。
それが基本です。
この3ステップのマーケティングをダイレクト・レスポンス・マーケティングと言います。
DRM。
何が言いたいかと言うと、とにかくリストありきです。
リストを集めることから始まります。
とにかくリストが重要。
それで日本で最強なんじゃないかと思う企業がベネッセです。
ベネッセは、ありとあらゆる場所でリストを集めています。
これは聞いた話ですが赤ちゃんが生まれて命名した頃に病院から出産お祝いがあるそうで、その一つがベネッセからのプレゼントだったそうです。
時期や地域によって異なるでしょうが、「赤ちゃんの名前入りの切手シートプレゼント!」といったお祝いがあるそうで。
(僕は体験したことないのですが、お子さんいらっしゃる方、病院からの出産祝いにベネッセ入ってました?)
このプレゼントを受け取るには、病院から受け取ったハガキに住所や赤ちゃんの名前を記入するわけです。
すると、プレゼントが送られてくる。
これでベネッセは、生まれたばかりの赤ちゃんのリストを手に入れるわけですね。
学校に入学すれば、実力テストでベネッセの問題が使われてます。
試験に回答するために名前や住所を記入しますね。
すると、学生のリストをゲットです。
とまぁ、こんな感じで生まれた瞬間からありとあらゆる場面でリストを集めてるわけです。
リストが手に入ったら生まれてから死ぬまで、その時々に合った商品をDM等々で提案。
それで売上が立ちます。
こどもチャレンジのような自社教材だけでなく、例えば、結婚式場や葬儀会館のアフィリエイトもできるかもですね。
普段何気なくプレゼントに応募したり、ポイントカードに登録したりするかもですが
1:リストを集めて
2:リストを教育して
3:リストに販売する
という3ステップを知った上で世の中見てみると、僕たちの生活は、ありとあらゆるところでリストを集められていることが分かります。
そんな目で生活してみるとビジネスのヒントがあって面白いですね。
池田喜行
追伸
ベネッセといえば、僕が中高生の頃しょっちゅうチャレンジの勧誘が届いてました。
漫画が入ってるんですよね。
成績が下がって、部活もイマイチな主人公がチャレンジで勉強し始めたら成績がぐんぐん伸びて、なぜか部活でも活躍してモテるやつ。笑
あの漫画、コピーライティング的に見ると超絶優れてます。
神話の法則っていうハリウッド映画の鉄板パターンで書かれてるのがあの漫画です。
「総復習できるのは中2の夏休みだけ」とか、そーゆー緊急性も漏れなく盛り込まれてます。笑
ネットで検索すると漫画読めます。
てか、これ↓です。
https://chu.benesse.co.jp/comic_rn/index.html?s1=dm&s2=3&s3=5
ぜひ読んでみてください。
売れるストーリーの参考になります。
追伸2
ベネッセ最強説を唱えました。
一方で矛盾してるかもですが、ベネッセのDMは近年反応が落ちてきてて、DMメインの戦略から抜けたり戻ったりとフラフラしてます。
チャレンジの漫画のようなストーリーは瞬発的な売上をあげるには切れ味鋭い刈り取り型のストーリー(神話の法則)です。
切れ味は鋭いのですが、ワンパターンですし、見込み客をコツコツ育てるような農耕型ではありません。
チャレンジの漫画のようなストーリーはここぞ!という時の威力は絶大ですが、
連発してると飽きるし煽り感も強いと思うので何も売り込まない情報発信をコツコツ継続して信頼残高を貯めるのが大事だと思っています。
■ベネッセのマーケティングについての記事
ベネッセが「進研ゼミ」で再び「脱・DM依存」目指す
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/051300340/
(日経ビジネス / 19年5月13日の記事)
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